写真家・坂井公秋率いるPinot*Grls、長編映画『レン』〜母の数え方〜製作決定 クラウドファンディングが7月28日スタート

テラスマガジン編集部

映画『レン』〜母の数え方〜 メインビジュアル

©映画『レン』製作委員会

写真家・坂井公秋が主宰する映像制作ユニットPinot*Grls(ピノグレ)と映画『レン』製作委員会が、新作長編映画『レン』〜母の数え方〜の製作を決定。あわせて、製作資金の一部を調達するためのクラウドファンディングを、2026年7月28日(火)12時よりモーションギャラリーにて開始することを発表した。

本作は、視覚的な美しさと人間の内面を深くえぐるソリッドな短編映画をYouTubeを中心に横浜から発信してきたPinot*Grlsが手掛ける、一人の女性の魂の救済と葛藤を描いた人間ドラマ。撮影はオール横浜ロケで行われ、音楽制作・MAは『ボールドアズ、君』『その罪は僕のもの』ほか多くの作品を手掛ける岡本崇(コココロ制作)が担当する。2026年11月にクランクイン、2027年1月にクランクアップ、2027年末頃の劇場公開を予定している。

歪んだ母の愛、過酷な宿命——演劇に縋りつく魂の人間ドラマ

本作は、過酷な宿命を背負った女性・河本恋(26)が、苦しみながらも自らのアイデンティティと存在理由を求め続ける物語。恋の母・唯は、過酷な現実の中で生きていくために売春という仕事を選ばざるを得なかった。そんな母から「愛とは、数えられるものだけ」と教えられて育った恋は、早くに母を亡くし、児童養護施設で「演劇」と出逢う。舞台の上にしか自分の居場所を見出せない彼女が、周囲の嫉妬や母の呪縛に直面しながらも、自らの存在を証明しようともがく姿を、静謐かつ圧倒的な熱量でスクリーンに写し出す。

静止画の極致を知る写真家ならではの緻密な画面構成と、光と影のコントラストを活かした独自の映像美によって、本作が持つ「舞台上の華やかさ」と「人間のエゴや狂気」を美しくも残酷に描き出すという。

主演・愛田天麻が母娘の二役に挑む

主演を務めるのは愛田天麻。私服は常に無彩色ながら、舞台に立った瞬間に圧倒的な色気を放つ天才女優・河本恋と、重度の依存症を抱え、恋の自己肯定感を削り続ける幻影としても登場する亡き母・河本唯の二役を演じる。

そのほか、恋の登場により自身の「綺麗な演技」が崩壊していく恐怖に直面する劇団の元看板女優・山田愛未役に雨木美紗都、恋の持つ「乾き」の本質を見抜く劇団の演出助手・照明技師の虎洸誠司役にナオッチコルレオーネ、劇団を率いる名演出家・麦田豪役に磯部典孝が名を連ねる。

ストーリー

若き舞台女優・河本恋は、不遇な環境下(売春婦の母、父は不明)で生まれ育ち、母親の歪んだ価値観を教え込まれた。その表現は、生々しく芝居くささがない圧倒的な表現力だった。そして毒々しい色気で周囲の人間を魅了していく。しかし、彼女の内に秘められた「感情を信じない」冷徹な内面と、お札を数える生存本能に直結した奇妙な癖は、周囲の人間関係を次第に狂わせていく。元看板女優とのライバル関係、恋に流されていく俳優。そんな中、本性を見抜いた照明技師・誠司の自らの光の芸術を創りだす駒として利用されながらも、自分の存在意義を探し出していく恋。舞台という「光の円」の中で、恋が最後に見る景色とは——。

クラウドファンディング概要

作品概要

  • タイトル:レン 〜母の数え方〜
  • 企画・製作:Pinot*Grls(主宰:坂井公秋)/映画『レン』製作委員会
  • 音楽制作・MA:岡本崇(コココロ制作)
  • 出演:愛田天麻 雨木美紗都 ナオッチコルレオーネ 磯部典孝
  • 撮影:オール横浜ロケ
  • スケジュール:2026年11月クランクイン/2027年1月クランクアップ予定
  • 公開:2027年末頃を予定

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